TOPICS トピックス

カテゴリー
ホームページ・Webサイトの保守運用・管理更新に関するコラム

実は大変?ECサイトの運営が辛いと言われる理由と対策方法

「電子商取引」を意味する、EC。

近年、このECサイト(ネットショップなど)を立ち上げる企業や個人が増加していることから、私たちの生活にとって身近なものとなりつつあります。

しかし、このECサイト。ネットでやり取りすればイイだけの店舗だと思ったら大違い。案外、運用が辛いといわれているのです。ここでは、ECサイトの運営が辛いと言われる理由、そしてその対策方法について解説していきたいと思います。

ECサイトの運用について

そもそもECサイトの運営の運用にはどのような種類があるのでしょうか。まず、ECサイトの運営業務について見ていきましょう。

さまざまな運用業務

ECサイトの運用業務というと、ネットを立ち上げて商品登録。後は顧客の注文を待って、受注が来たら配送…ぐらいのものだと思っている方もいるでしょう。

しかし、ECサイトの運営業務は単純に区分けしてもこれだけあります。

・企画
・サイト制作
・広告宣伝
・受注
・出荷業務
・梱包作業
・配送業務
・アフターフォロー
・クレーム対応など…

当然、規模や商材、ターゲットによっても業務内容は変わってくるでしょうが、これらを一人で行うといったらどうでしょうか。かなり厳しい現実が待っているとは思わないでしょうか。

やっていることはシンプルなのですが、顧客に満足してもらうための業務というのはじつはかなり多いのです。

ECサイトの運営はラクではない?

前述した作業を見ても、“とくに自分であれば大丈夫だろう”と思う方もいるかもしれません。

たしかに、ECサイトの全てを知り尽くした完璧なスキルを持ち合わせている方であればいいでしょう。しかし、一般的な企業の担当者はそうはいきません。

ここからは、ECサイトの運営が辛いといわれる理由の一部について解説していきます。

常に更新が必要

もし、あなたが訪れたECショップが2ヶ月前のままで止まっていたらどうでしょうか。

とくに季節商品も販売するようなECショップなのに、4月頃にトップページにクリスマス特集が出ていたら信頼の失墜は免れません。

これは極端な例えではありますが、顧客は日々更新される新入荷情報やお得な情報、新鮮なページを期待しています。常に最新の情報を提示し続けるための更新作業もバカにはなりません。

徹底した商品管理

売れ筋商品の在庫切れや食品であれば賞味期限、機器であれば古いモデルを新しくするなど、さまざまなシチュエーションに応じた商品管理を続ける必要があります。

とくに在庫切れはビジネスチャンスも潰してしまいますし、競合他社の売上に繋がってしまう可能性があるでしょう、商品管理もECサイトには重要な業務なのです。

支払方法におけるトラブル

また、意外に多いのが支払方法におけるトラブルです。

クレジットカードはもちろん、近年はキャッシュレス決済が増えているなど、決済関連のトラブルが起こりやすい状況です。これら管理は個人情報にも繋がってくるため、徹底した管理が求められます。

配送トラブル

ECサイトの運営においてトラブルがあるとしたら、この配送トラブルが最も多いかもしれません。

指定の時間帯に来なかった、クール便でこなかった、開封したら商品が違ったor足りなかった…。

数え上げたらキリがありません。こういったトラブルを最終的に対応するのも、EC担当者なのが現実です。

精神的なツラさもECショップならでは?

動いて解決すればまだイイといった方もいるでしょう。しかし、ECショップの運営は精神的な辛さもあるといわれています。

クレーム対応

前述したトラブルが発生する際、クレームを対応するのはEC担当者です。仮に大口とのトラブルや明らかにサイト側に過失がある場合など、その落とし前も考えなければなりません。精神的にも、かなりの苦痛を味わうことになってしまうでしょう。

売上アップを目指すプレッシャー

ECショップの運用はタダではありません。さらに企業側が多額の予算を当てていれば、売上を求められるのは当然です。

売上が取れている現状でさらなる売上アップを望まれることも大変ですが、売上が悪い際の対処法もECサイトの運営者が考えなければいけない事案。このような精神的なプレッシャーも、辛い理由として挙げられるでしょう。

ECサイトの運営が辛い時の対処法

ECサイトの運営が辛い時、どのように対処すればよいのでしょうか。ここでは解決策について考えてみました。

人員確保

まず、一にも二にも人員確保です。これだけの業務を少人数でこなすというのは、一人一人への負担が大き過ぎます。さらに、一人離脱した際に全てのバランスが崩れるためトラブル多発の恐れがあるでしょう。

能力のある人員が確保できる体力があるのであれば、ぜひスタッフを増やしたいところです。

制作会社などに委託

スタッフ増やすといっても、全員ECサイト運営における知識がない人材では意味がありません。さらに、教育費なども考えると費用は莫大なものになります。

そこでおすすめなのが、制作会社などへの委託です。ECサイトの運用のプロフェッショナルに任すことで、トラブル回避や数多くの知識・経験を自社のサイトも享受することができます。

トラブル回避の方法や顧客満足度の向上、安心できる在庫管理や配送ルートの確保など、多種多様なECサイトの運用方法を利用してくれるでしょう。

企業の人材不足、知識不足が問題になりそうであれば、制作会社に委託すべきではないでしょうか。

チームプレイがECサイト運用のコツ!

制作会社への委託であっても結局はひとつのECサイトを運用するチーム体制をしっかりと作ることが重要なポイントです。

ひとつの国を一人の国王だけで運営できることはできません。国王を中心に、数多くの人員がひとつの目標に突き進むからこそ国を治め続けることができるのです。

ECサイトの運用が辛いのは、それを回せるチームが形成できていないことも要因。

ぜひ、このことを頭に入れておきましょう。

まとめ

ECサイトの運用だけでなく、ウェブにおける業務は全般的に辛いものが少なくありません。しかし、実店舗の運用が厳しいように、ECサイトもちゃんとした店舗であるという自覚を持てば覚悟が決まるはずです。

ぜひここで解説した対処法などを利用しながら、ECサイトの運用をストレスなく続けられるシステムを構築していってください。